慢性疲労症候群とは? 症状の解説と予防方法、整体での施術について

慢性疲労症候群とは? 症状の解説と予防方法、整体での施術について

最近疲れやすくなった、疲れがなかなか取れにくくなったと感じていませんか? それはただの疲れではなく「慢性疲労症候群」という病気かもしれません。名前に疲労と付いているので「ただの疲労では?」と感じてしまうでしょうが、放置してしまうと危険な状態になってしまう可能性もあります。

 

1.慢性疲労症候群とは

 

慢性疲労症候群とは、強い疲労が6ヶ月以上の長期にわたって続く症状です。慢性疲労症候群になりますと、行動量や作業の量が低下します。それは、普段の生活に影響が出るばかりではなく注意力が散漫になったり考える力が衰えたりしますので、思わぬ事故を起こしてしまう原因にもつながり非常に危険です。

 

15年前に厚生労働省が行った調査では、日本人の3人に1人は慢性疲労症候群であると報告されました。さらに、現在の情報化社会ではストレスが増えたと言われています。スマートフォンやインターネットの普及により大量の情報の取得が可能になりましたが、その一方で情報の取捨選択が必要であったりウイルスや不正アクセスに合う可能性が出て来たりと多方面にわたり自己防衛が必要になってきました。慢性疲労症候群の症状を訴える人数は当時よりも増えていると予測されています。

 

慢性疲労症候群をそのまま放置しておくと生活習慣病や、うつ病などの心の病気までいろいろな疾患を併発するという事実もあります。

 

また、慢性疲労症候群はさまざまな病気の原因になるというだけではありません。実は、既にかかっている病気を知らせるために起きている可能性もあります。そのため、慢性疲労症候群の放置は既にかかっている病気を進行させてしまう危険性があるので注意しましょう。

 

心身ともに無理を続けて身体を酷使することにより、慢性的な疲労が続き自覚症状が無くなります。そして、無理を続けていることに気づかず心身症や突然死を引き起こす可能性もあります。これが、慢性疲労症候群のとても恐ろしいところです。

 

2.慢性疲労症候群のチェック項目

 

慢性疲労症候群の注目すべきポイントは3つあり、身体、内臓、精神的な部分についての疲れです。この3つは全て影響し合っています。

 

まず、疲れたから元気を出すためにエネルギーの高い食事を取ります。そうすると、内臓を疲れさせます。内臓が夜中まで消化活動をするようになるのです。そして、大脳が眠れなくなり睡眠の質が落ちてしまいます。これらを繰り返しますと、さらに活動と休息の切替えが上手にできなくなり自律神経に乱れが生じます。すると、ホルモンなどの分泌がうまく働かず、その結果、精神的に不安定になり暴飲暴食に走り、さらに内臓を疲れさせてしまうのです。これが、典型的な現代人の疲労のケースであり出口のない悪循環に悩まされる原因となっています。

 

これを踏まえて慢性疲労症候群の自覚症状を確認しましょう。以下のチェック項目のような、自覚症状が現れたら注意をしてください。

 

【肉体】

・目の疲れ

・単純ミスをよくすると感じる

・肩が凝る

・身体がだるいと感じる

・乗り物に乗れば、すぐに座りたいと感じる

 

【内臓】

・よく下痢をする

・食後、胃がもたれる

・よく便秘をする

・胃がムカムカとする時がある

・吹き出物など肌荒れが気になる

 

【精神】

・最近ワクワクするような、希望を感じない

・仕事のことが常に気になっている

・後悔しやすい

・お酒をのんで愚痴が増えた

・少しのことですぐに腹立たしく感じる

 

はっきりとした原因がよく分からないまま、少しのことで疲れやすくなったと感じたり夕方ごろは特に一気に疲れが押し寄せてきたりということはありませんでしょうか? 身体や心が発している危険信号をしっかりと捉えて、慢性疲労症候群の悪循環に陥らないよう気を付けましょう。

 

3.慢性疲労症候群の予防方法

 

ここからは、慢性疲労症候群の予防方法について見ていきましょう。

 

3-1.ストレスをためない

慢性疲労症候群のきっかけになりやすいのは、ストレスをためることです。仕事や家事、育児などといった多忙な日常生活の中でストレスをためないようにするというのは難しいことでしょう。しかし、その一方で自分自身が必要のないストレスをためているという事実もあります。例えば、パソコンを見過ぎていたりアルコールを飲みすぎたり、夜更かししたりといったことが挙げられます。また、風邪を長く放置したりすることも身体にはストレスになります。

 

3-2.紫外線を予防する

紫外線を長く浴びたりということもストレスがたまる原因になりますので今一度、日常生活を振り返ってみましょう。実は、紫外線が目に入ると活性酸素が体内で増加します。この活性酸素により自律神経の乱れが起こり、全身の疲れにつながっていくというわけです。特に、夏で紫外線が強い日中に外出してしまうと短い時間であっても身体に影響が出てしまいます。この、紫外線が全身の疲れにも影響するという事実は世間にあまり知られていません。

 

紫外線の予防には、日焼け止めや衣服を羽織るなどの外からの予防もありますが、体内からの予防もしましょう。紫外線にはビタミンCがいいことは一般的に知られていますが、トマトに含まれるリコピンも抗酸化作用が高いことで知られています。また、アボカドはビタミンCの他にビタミンEも含まれていて「食べる美容液」という呼び名があるほど栄養が豊富な果物です。栄養価の高い食べ物を日常的に取り入れて、紫外線を予防していきましょう。

 

3-3.適度な運動を取り入れる

そして、適度な運動を心掛けることが大事です。適度な運動は免疫力を挙げるだけではなくリフレッシュの効果も期待できます。まずは、水中歩行やウォーキングなど軽い運動が習慣になることを目標にしましょう。

 

4.慢性疲労症候群と整体について

 

整体での慢性疲労症候群の施術は骨盤や骨格のゆがみと、自律神経を整えることで改善を目指していきます。昼間の活動を担う交感神経と、安静時に分泌される副交感神経のバランスが取れることにより、慢性疲労症候群も少しずつ改善されていきます。

 

慢性疲労症候群を訴える人の中には、背骨や肋骨に重いゆがみや固い凝りがある場合が多いです。そのため、いい姿勢をしたいと思っても胴体部分全体が重いために重くて疲れるのです。疲労が続くと姿勢の悪さが続いて、体型まで悪くなっていきます。

 

5.まとめ

 

慢性疲労症候群について解説をしました。疲れた、と感じたら上記のチェック項目を見ながら慢性疲労になっていないかどうか確認をしてください。慢性疲労症候群の早期発見が、大きな病気を防ぐことになります。

 

もし、慢性疲労症候群がなかなか治らないという場合には「KCSセンター尾張/江南」までお越しください。知識と実績が豊富な当院のスタッフが、あなたの慢性疲労症候群の改善にお力添えいたします。

KCSセンター尾張/江南

KCSセンター尾張/江南では、猫背の改善や姿勢矯正を始め、慢性疲労の解消や肩こりの改善など、身体に関するお悩みに幅広く対応します。尾張市、江南市で身体の不調を解消したい方・美しい姿勢を手に入れたい方はお気軽にご来院ください。

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