不意に襲いかかる「魔女の一撃」！　ぎっくり腰は整体で治るの？

不意に襲いかかる「魔女の一撃」！　ぎっくり腰は整体で治るの？

重い物を持ち上げようとした時、立ち上がろうとした時、寝返りを打った時。突然腰に激痛が走り、身動きができなくなってしまったという人は多いのではないでしょうか。それがぎっくり腰です。もし、ぎっくり腰に襲われた場合には、どのように対応するのが良いのでしょうか？　そしてこのぎっくり腰、整体でも治療できるのでしょうか？

 

1.ぎっくり腰とは？

 

多くの方が勘違いしているかと思いますが、ぎっくり腰は「現象」であり、「病名」ではありません。正式な病名は「急性腰痛症」。西洋では突然魔女に腰を襲われたようだということで「魔女の一撃」とも呼ばれています。さて、ぎっくり腰とはどんな症状なのでしょうか？

 

1-1.急性腰痛症の症状と原因

急性腰痛症とはその名の通り、突然腰に激しい疝痛（せんつう）が走る疾患となります。原因としては外科的な原因と内科的な原因が考えられ、その病名は多岐にわたります。

 

外科的な原因の場合、多くは整形外科の範疇の疾患が考えられます。椎間板ヘルニアや脊椎すべり症、脊椎圧迫骨折などが中心となりますが、場合によっては悪性腫瘍の可能性も否定できません。内科的な原因の場合は問題が大きくなります。内科的な原因でぎっくり腰のような症状が出る場合は、重篤な内臓疾患の可能性が高く、処置も緊急を要します。

 

ぎっくり腰で病院に行く場合、ほとんどの方が外科外来を訪れると思いますが、外科医が最初に疑うのが内臓疾患です。まずは内臓疾患の可能性を否定してから外科的なアプローチをするものです。

 

1-2.内臓疾患からくるぎっくり腰の特徴

ちなみに内臓疾患の場合は、腰関節自体には問題がないため、腰を動かしても痛みが変わりません。整形外科的な原因の場合は、腰を動かすと痛くなったり痛みが和らいだりします。もしぎっくり腰になった場合は、無理のない範囲で動かしてみて、痛みが変わるかどうかを確認してみてもいいかもしれません。

 

2.ぎっくり腰になった時の対処法

 

では、実際にぎっくり腰になったらどのような対処法が考えられるでしょう。まずは痛みの確認です。ぎっくり腰は多くの場合、全く身動きが取れないほど痛くなることはありません。かなり痛いですが無理すれば動けるレベルかと思います。まずは楽な姿勢を見つけて、その姿勢で安静にしましょう。

 

2-1.患部は冷やす？　温める？

腰が痛いということは、腰のどこかの部分が炎症を起こしています。炎症を起こしているのであれば冷やすのが正解です。温めると炎症は広がります。楽な姿勢で腰を冷やす。これで一旦落ち着くようにしましょう。次はやはり病院です。万が一内臓疾患からくる激痛であれば診察は早いに越したことはありません。動けるのであれば病院へ行きましょう。病院に行って外科的要因のぎっくり腰であれば、炎症止めと痛み止めを処方されるでしょう。

 

2-2.しばらく安静にしているのが正解？

ぎっくり腰だからといって2日も3日も安静にしているのは逆効果となります。腰の痛みが楽になったら少しずつでいいので体を動かしましょう。もちろん無理は禁物です。こうして少しずつ運動をすることで治癒も早くなります。

 

ぎっくり腰の場合、痛みのピークが3日目くらい、1週間くらいで腰に痛みは残るものの日常生活に支障がなくなり、一ヶ月もすると治癒するのが一般的です。本当に厳しいのは最初の3日だけです。ここだけしっかり対応すれば大抵の場合問題はありません。

 

3.ぎっくり腰は癖になる？

 

ぎっくり腰の原因の多くは整形外科的な要因のものです。つまり骨や関節に問題があるわけで、一度ぎっくり腰になった人は、その後放置しておくと再発する可能性が高いともいえます。

 

ぎっくり腰を再発させないためには、何より腰の骨格の矯正、及び正しい姿勢を取れるようにすることが重要になります。そこで登場するのが整体です。マッサージや針と違って、骨の位置や関節のかみ合わせなどを整える整体であれば、高い確率でぎっくり腰の再発を防ぐことができます。

 

つまりぎっくり腰になったら、まずは病院で治療をします。痛みを取り症状を抑えることが最初の対処法となります。腰の調子が戻ったら、たとえ痛くなくても整体でチェックを受けるといいでしょう。

 

4.まとめ

 

ぎっくり腰の原因は、腰の骨や関節の状態と、日ごろの姿勢になります。「KCSセンター尾張/江南」が他の一般的な整体と違うポイントは、姿勢科学に基づき、その症状が再発しないように根治治療をコンセプトにしているところです。ぎっくり腰を経験した方には最適な整体院といってもいいでしょう。もちろん姿勢の指導は一般論ではなく、患者さんの体型、骨格、筋肉量などからその患者さん個人にとって最適な形を提案しています。

 

ぎっくり腰の経験がある方はあの痛みをご存じかと思います。あんな経験を二度と起こさないためにも、今現在腰の調子が良くても、一度ご相談に来ていただければ、最善の施術と提案をさせていただきます。