ストレートネックとは？　「スマホ首」の改善に整体がおすすめ！

ストレートネックとは？　「スマホ首」の改善に整体がおすすめ！

近年、スマートフォンやPCといった情報端末が爆発的に普及し、そうした機器の利便性がなければ生きていけないほど便利な世の中になっています。しかしその一方で、情報端末の使いすぎによって引き起こされるいわゆる「スマホ首」が大きな問題となっています。正式名称を「ストレートネック」と呼ぶこの病状は、スマートフォンの使いすぎが原因で起こり、若年層にも広がっています。今回はこの「ストレートネック」の症状や、整体による改善に向けた施術について解説します。

 

1.「ストレートネック」とは？

 

情報化社会と言われる昨今において身体の不調として問題視されているのが「ストレートネック」です。世間的な通称としては「スマホ首」とも呼ばれるこの症状は、近年特に問題となっています。ストレートネックとはどういった症状を言うのでしょうか？

 

ストレートネックとは、通称として「スマホ首」と呼ばれるように、主にスマートフォン、あるいはPCなどの情報端末の使いすぎが原因となって起こる頸部や肩部の痛みや痺れです。要は肩や首のコリと言うことになるのですが、こうした部分のコリは慢性的な吐き気や頭痛の原因ともなり、あまり放置しておくと症状は悪化していきますので、放っておくのもよろしいものではありません。

 

現在ではなんと日本人の実に9割がストレートネックに悩まされていると言われており、こうした症状を改善するために整体に通う人も急増しています。整体と言えば中高年以降のイメージがありますが、この症状はスマートフォンが主要因となっているため、症状に悩まされる人の中にはスマホの主要ユーザである若年層も急増しています。

 

2.「ストレートネック」の症状と原因とは？

 

では、ストレートネックの症状は、具体的に身体のどの部分がどういった状態になってしまうことで起こってしまうのでしょうか？　このメカニズムの説明は簡単ではありますが、なかなか自覚が難しいことが厄介で、そのせいで無自覚に症状を進行させてしまう人が急増しているのです。

 

スマートフォンやPCといった情報端末を使う際、人がどういった姿勢を取りがちなのかと言うことについて考えたことはあるでしょうか。これは日々電車や駅構内においてスマートフォンをいじっている人や、オフィスでパソコンを操作している同僚を見れば一目瞭然です。そうした観察を実践してみれば、大多数の人がスマートフォンやパソコンを操作する際に「前傾姿勢」を取っていることが見て取れるでしょう。

 

「頚椎」と呼ばれる人の首のラインを司る構造は本来、確実に頭部を支えるために緩やかなS字カーブを描いているものです。しかしスマホやPCの操作によって前傾姿勢を続けてしまいますと、頭部が前に出ることによって本来カーブしているはずの頚椎のラインが、前傾によって真っ直ぐになってしまいます。

 

3.「ストレートネック」が日本人に多い理由

 

また、先程日本人の9割がストレートネックと述べましたが、日本人にストレートネックが多い原因としてはお辞儀の文化が挙げられます。本来、人にへりくだることや礼儀を重要視する民族である日本人は、お辞儀の際の前傾姿勢が公共の場所で根付いてしまっているのです。

 

こうした文化的背景もあってスマホやPCといった視覚を酷使する機器を使う際にも前傾姿勢をしがちになってしまい、そうした傾向がストレートネックをも助長してしまう結果となっています。

 

ストレートネックという言葉は情報端末の酷使が原因となる首や肩のコリの原因を指しますので、現代病としての文脈で語られがちではありますが、もともと日本人は肩や首のコリを発症させやすい民族であるということもできます。

 

4.「ストレートネック」を改善するには？

 

ストレートネックを発症するとなぜ良くないのかという理由については、本来はカーブを描くことによって力学的に分散されている頭部の重みが頚椎部に一気にかかってしまうことにより、頚椎部の筋肉や神経に対して大きく負担がかかることが挙げられます。

 

首回りの各所のこうした負担は、首や肩のコリとなって現れます。それだけではなく、首関節の隙間が頭の重みにより圧迫されることによって、さまざまな神経的な症状にもつながってしまいます。例としては、めまい、吐き気、頭痛、自律神経失調症、頚椎椎間板ヘルニアなどです。

 

こうした症状を改善するには、前傾姿勢になってそのまま固まってしまっている身体のラインを本来の形に戻すことが急務です。自己流で改善する方法もネットで紹介されていますが、やはりその道のプロである整形外科や整体の施術を受けることをおすすめします。

 

首は神経も多く通っており頭部に近いこともあって非常に繊細です。いい加減な施術を行ってしまうと逆に症状を悪化させてしまう可能性もあります。ストレートネックなど頚椎部の症状は、可動域の状況もしっかりと見ながら、慎重に行っていく必要があり、だからこそプロに頼むのが確実なのです。

 

整体ではレントゲン検査を行うことでストレートネックの診断を行いますが、治療では首や肩だけでなく全身のバランスを考慮して施術にあたってくれます。

 

5.まとめ

 

以上、ストレートネックの症状やメカニズム、起こる原因や対策などを一通り説明してきました。整体の中には可動域を考慮せずに首の牽引を行うことで首の痛みを強めてしまうような報告例もありますので、整体を選ぶ際には口コミなどで信頼性をしっかり確認しましょう。

 

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