偏頭痛は整体で治るの? 辛い頭痛に対して整体は役立つのかを解説!

偏頭痛は整体で治るの? 辛い頭痛に対して整体は役立つのかを解説!

偏頭痛、非常に厄介なものです。下手をすると一日動けないくらいひどくなる場合もあります。そうした偏頭痛を解消するのに整体が役立つかもしれない、ということは知っていますか? 整体とは骨のズレ・歪み等を矯正することで身体の不調の改善につながる民間療法です。一見、偏頭痛とは無関係に思える整体ですが、いかほどの効果があるのでしょうか? 今回は、偏頭痛の原因や仕組みを説明しつつ、整体が偏頭痛解消に役立つのかを解説していきます。

 

1.そもそも「偏頭痛(片頭痛)」とは? 

 

偏頭痛とはそもそも何でしょうか? 偏頭痛とは、突然、あるいは前兆を伴って、頭の片方がズキズキと、脈打つように痛む症状を言います。とある調査によれば100人あたり8〜9人の人が偏頭痛持ちであるとされており、30〜40代の女性に限ると5人に1人が偏頭痛持ちであると言われています。

 

偏頭痛が起こっている間は、非常に辛い痛みに悩まされ、大きなストレスを感じることとなります。光や音といった感覚が刺激されるものに対して敏感になってしまいますので、頭痛の間は光も音もできる限りシャットアウトして、寝ているしかありません。時に吐き気も併発して、実際に嘔吐してしまうこともあります。

 

偏頭痛は日常のちょっとした動作、例えば前傾姿勢をとったり、立ち上がったり、階段を上ったりといった行動で痛みがひどくなりますので、偏頭痛持ちの方は非常に辛い日々を送っています。アメリカでは明確に病気としていますが、日本では病気としての認知はなされていません。

 

また、偏頭痛は前兆を伴うことがあります。例えば、頭痛が始まる前に、視界に抽象的な模様が浮かんだり、視界が悪くなったり、ギザギザした光が浮かんだりといった前兆が20〜30分続くと言われています。

 

2.偏頭痛の原因とは?

 

では偏頭痛は一体どのような原因で起こるのでしょうか。主な原因としては「セロトニンの減少による血管の拡張」と考えられています。

 

環境変化や心身の状態変化、生活リズムの変化やホルモン異常といった急な変化に対して、脳が過敏に反応してしまうことで、誘発因子を生み出します。そうした誘発因子が脳の視床下部に作用して、身体のリズムやバランスを適正に保ってくれる脳内物質であるセロトニンが減少します。

 

セロトニンが減りますと、三叉神経が興奮し血管を拡張させ、炎症を起こす物質を周辺組織に染み出させます。これが偏頭痛を引き起こしていると考えられています。簡単に言えば脳の奥深くに偏頭痛発生器があって、そのスイッチが入ると神経を興奮させて頭痛を引き起こす、という仕組みで、疾患としては中枢神経疾患に該当します。

 

対処法としては投薬治療が基本で、血管拡張が原因の頭痛であるため、運動やマッサージは逆効果です。脳外科において偏頭痛と明確に診断された場合は、薬が処方されるはずです。

 

3.慢性頭痛を「偏頭痛」と誤認しているケースもある?

 

時に、ご自分では偏頭痛に悩まされていると思っていても、脳外科では「偏頭痛ではない」と診断される頭痛もあります。この場合、多くは「偏頭痛」であると誤認している場合が考えられます。

 

そうした場合、厳密には偏頭痛ではなく、三大頭痛のいずれかである場合が多いです。多く誤認されやすいのは「緊張性頭痛」です。偏頭痛と同じく「一次性頭痛」の一種である緊張性頭痛は、慢性頭痛の約6割がこの緊張性頭痛と言われています。

 

こちらの頭痛は、偏頭痛とは原因が全く異なり、主に首や肩など頭を支える筋肉の緊張によって血管が収縮し、血行が悪くなることで発生します。発生しますと、一日中頭が重く、締め付けられるようなジンジンした痛みが続き、午後から夕方にかけて症状がひどくなります。

 

緊張性頭痛は血管拡張ではなく血管収縮が原因であるため、偏頭痛とは違ってマッサージや運動が有効で、痛みが和らぐと言われています。整体により首や肩の張りやコリを解消することも効果的です。

 

4.頭痛の原因が「骨の変形」である場合もある

 

時に、骨の変形がこうした頭痛の原因となることがあります。頭痛に悩まされて整体にかかった人のケースの中には、首の骨が通常よりも出っ張っていたことが原因となって、その変形した骨が頚椎部の神経を圧迫して頭痛を引き起こしていたというものもあります。

 

こうしたケースの場合は、まさに整体の本領発揮です。整体はずれた骨を矯正することが本分だからです。また、脳は痛みを記憶してしまう機能があり、そうした機能を体操やマッサージなどで脳にいい刺激を与えて痛みの記憶機能を上書きしてしまうことで解消できる場合があります。

 

なお、偏頭痛の場合は頭痛発生中に運動などを行うと余計に痛みがひどくなってしまいますので、頭痛がない時に予防的にそうしたエクササイズを行うといいようです。

 

5.まとめ

 

以上、偏頭痛の原因と整体の関係性について一通り説明しました。偏頭痛の場合、基本は投薬治療が原則ですが、投薬と並行してエクササイズを行うと効果があると提唱する学者もいます。緊張性頭痛であったと判明した場合は、それこそ整体が役に立ちます。

 

整体に行った結果、首の骨が通常よりも飛び出していたなどの思わぬ原因が判明するケースもあります。偏頭痛を解消するために、整体へ通ってみるというのも一つの選択肢としてはありかもしれません。

 

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KCSセンター尾張/江南

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